櫻坂46の不遇
ネガティブキャンペーンをしたいわけではないのだけれど、今の現状をどう捉えるかと考えたとき、こう切り出すことが一番だと思う。
櫻坂46は不遇である。
アイドルにおいて、世間の待遇は1つの運的要素が多いと私は思っている。
世相と曲のマッチング、タイアップ企業の成長度など、アイドルたちの力だけではどうすることが出来ない部分がある。
そうした中で櫻坂46は恵まれたグループと言えるのか?
もちろん欅坂46時代は恵まれてように感じる。
乃木坂46がアイドルとして徐々に認知があがっている中でのデビュー。それまでのアイドルと異なるコンセプトが時代とマッチングしていた。スムーズな成長。
まさに順風満帆と言えるアイドルだった。
ところが2018年頃からメンバーのスキャンダル(事実の真偽は別として)・卒業。アイドルとしての資質を疑う誹謗中傷などにより暗雲が立ち込め始めた。
決定的だったのが絶対的センターであり、グループの看板とも言える平手友梨奈の脱退だった。
彼女の表現力や活動における姿勢は観るもの全てを虜にしていた。だからこそ彼女の脱退は多くのファンがヲタ卒(ファンであることを辞めること)したように感じる。
中心的メンバーが次々と卒業していく中でマイナスなイメージが定着してきた欅坂46は新メンバーである2期生を中心に新たなイメージを構築していこうとしていた。
そんな中で発生した世界的な新型コロナウィルスの流行。
結果的にグループ改名という道を選び、櫻坂46が誕生した。
改名発表時、キャプテン・菅井友香は
「相当な、いばらの道が待っていると思います。」
と発言していました。
2020年12月デビューから役半年、ゼロスタートのアイドルとしては順調なスタートをきっているように感じる櫻坂46ではありますが、その実、他の坂道グループとは大きくで遅れている感が否めない。
今がまさに下積み時代であるようにも思える。
ただ他のグループと違うのがある種絶頂である欅坂を知っている人からするとどうしても比較してしまう部分が多く、求められるハードルが高い状態での下積みは本当に難しいとも感じる。
ないものねだりが負の連鎖を生まないためにも、自分たちの色を探す状態が続いている中でのグループ活動が続いている櫻坂46ではあるが、先に見えないコロナ禍は現代のアイドルビジネスに暗い影を落としている。この波をも超えないといけない櫻坂46の活動は悩みの連続であろうと容易に考えられる。
日向坂46のひらがなけやき時代の不遇から改名を経て、今の隆盛を考えると、この不遇もバネになるとは思われるが、同じようなプロモート路線ではファンは納得しないだろう。
ある種八方塞がりのようにも感じる櫻坂46の行く末。まさに「不遇」という言葉に行き着くように思う。
この流れを乗り越える日がいつなのか?
それがわかれば誰も苦労はしない。
そこでファンとして何ができるのか。私はこう答えを出している。
「自分の話題の中心に櫻坂46を置く」
もちろんアイドルファンというものは何かと社会的地位が低く見られがちであり、一般生活で話題にしにくい部分もある。しかし自分の中だけでも話題の中心に櫻坂を置いてみるのもいいのではないか。
色んな人からの意見や発言がアイドルグループの人気度バロメーターになっていることからしても話題にする必要はあるように感じる。
SNSというツールはもちろんだが、口コミに勝るプロモートはないと私の実体験でも感じている。まずは家族や親友と櫻坂の話をすることから始めるべきだ。
もちろんファンだけではなく、メンバーもグループに関わる人全て話題提供に注力する。それが今の櫻坂46に求められる活動だと思う。
真偽の分からない話に翻弄されて改名した櫻坂だからこそ、話題の大事さはわかっている。その話題を味方につける努力を皆で作り上げてこそのファン活動と言えるのではないだろうか。
ーサクラノー