櫻坂が好きだから

櫻坂46だけではなく色んなジャンル

羨やんだっていいじゃない

早速本文をと思い何から書こうか悩んだ末にこんな記事タイトルになってしまった。

「櫻坂46」を語る上で必ず対になって出てくる話題が「坂道グループ」の存在である。

そもそも坂道グループとは、「乃木坂46」「日向坂46」「櫻坂46」というソニーが運営しているアイドルグループを総称する言葉である。

2011年、AKB48のライバルグループとして誕生し、今や日本のトップに君臨する「乃木坂46」。

欅坂46誕生とともに生まれ、決して恵まれた環境ではない中、腐らずに下積みを3年間続け、2019年「けやき坂46」が改名する形で生まれた今最も勢いのあるアイドルグループ「日向坂46」。

そして、デビュー曲「サイレントマジョリティー」により洗練なデビューを果たし、
それまでのアイドルのイメージを変えながらも、そのイメージ像と現実との間で苦しみ、2020年「欅坂46」としての幕を引き、新たなリスタートをきった「櫻坂46」。

三者三様の成長を果たした3グループ。今やアイドル界の中心的存在になっている。

その分、多くの他アイドルファンにとって羨む存在であったり、妬ましい存在に感じる部分も多くなるように感じる。

そうした中でこの坂道グループ同士のファンの中にも他グループ、例えば乃木坂ファンが日向坂のバラエティー露出度の高さを妬んだり、あるいは日向坂ファンが櫻坂のパフォーマンスを羨んだりすることも出てきています。

アイドルが多種多様になったからこそ起きるいわゆる「ないものねだり」そんな感情を生むのかもしれません。

かくいう私も正直、櫻坂ファンとして他の2グループがのびのびとバラエティーで活躍しているのを観ると、
「いいなぁ」「櫻坂ももっとバラエティー出ないかなぁ」
と感じてしまうことがあります。

そういう感情を持つことに少しだけ後ろめたさを感じることもありました。

果たしてこの感情は持っていいのだろうかと…

結論として私が出したものは
「羨ましがっていいんじゃない?」
ということでした。

自分が好きなグループが活躍する姿を見たいと思うのは当然の心理だと思うからです。

テレビにおけるアイドル枠はある程度決まっています。
かつて、けやき坂46時代の現・日向坂46メンバーは欅坂46の活躍を少なからず羨望の眼差しで見ていたことでしょう。

つまり、そういう感情で他グループを見ることはファンでもメンバーでも当たり前だということです。

しかし、ここで気をつけないといけないことは、それをどう表現するのがいいのかということ。ここがとても難しく悩ましい部分です。

他グループの活躍を称賛しつつ自分の推しグループを応援したい。その感情のどこかで他グループがでなければ推しの活躍チャンスがあるのではと考えてしまう。

そんな二律背反の感情で揺れ動くファン心理がそこには芽生える。

結果として自分の推しグループ以外の粗ばかり探すようになる。いわゆるアンチが生まれるわけです。

また、自分の推しグループがいい状態のとき、他グループを引き合いに出してマウントをとる。
これもまたグループ間で歪みを生んでしまう。

アイドルとは常に人気が左右する仕事かもしれない。
その人気を上げるために、他のグループを蔑んだり、バカにしたりだけは避けたいものだと改めて感じる。
きっとアイドル本人たちもそれは望んでいない。

もうすぐケヤキフェスがやってくる。
道は違っても元は1つの大きな木だった、日向坂と櫻坂。
日向坂ファンと櫻坂ファンがともに笑顔で称え合うことのできるライブになることを切に願うばかりだ。

ーサクラノー