異色のアイドルはいるのか?日向坂46に想うアイドルのスタンダード
とある記事を見つけたので、1つ意見を書きたくなった。異色のアイドル日向坂46という一文に疑問を覚えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c8b8b64695da95983f5a3178f925a67dd82e329
そもそも日向坂46とは他のアイドルと何が違うのか?
特に違わない。
と私は思っている。
もちろん今までのアイドルにはないバラエティー時の瞬発力や貪欲さは素晴らしく、どの番組に出ても爪痕を残そうと必死にアピールする。
絶対的エースがいないからこそのチームワーク。
それが日向坂46の強みであることは間違いない。
ファンもそこを楽しみにしている。
ただこれが異色かどうかは甚だ疑問が残る。
これまで人気の出てきたアイドルたちが行ってきた手法だと思うからである。むしろ王道なのではないかと。
AKB48もデビュー当時は空席の目立つ劇場で必死に笑顔を振りまき、テレビでも体当たりのバラエティーをこなしてきた。
モーニング娘。もオーディションを乗り越えてデビューしてもグループ内で戦いながら必死にパフォーマンスを続けてきた。
ももクロなどもそういった路線を通って来たように感じる。
そういう意味で言うと日向坂46時代が来たのと結論付けられるのだろう。
しかし異色だったのは記事で人気を上回られたとされる乃木坂46と欅坂46のほうだったのではないか。
筆者はアイドルが好きとは言いつつ、主に欅坂46ばかりを応援している。それはアイドルらしくなかったからなのかもしれないと最近特に思うようになった。そして日向坂に対して少なからず違和感を感じてしまうことがあるのもこれが原因なように感じる。
欅坂46はクールでカッコイイ。笑わないアイドルという今までとは大きく路線を変えたプロモートを行ってきた。バラエティーやトーク力は1度脇において、ライブパフォーマンスで魅せる世界観でファンを惹き付けてきた。異色といえばこちらも充分異色だと思う。
乃木坂46もデビュー当時はAKBの公式ライバルとしてスタートするも、バラエティー体当たり路線は控えめにモデル業やラジオなど控えな路線でのプロモーションだった。それが積み重なり結果としてトップアイドルまで時間がかかりながら進んできたように感じる。
2000年代以降アイドルの多様性が大きく進み、アイドルの目指しているものも大きく変わった。そういった中で王道のアイドル路線に原点回帰したのが日向坂46なのではないだろうか。
異色でないアイドルなどいない。
それが私の出した一つの答えである。
そうした時に今後も比較されるであろうと乃木坂46と櫻坂46はどこを目指すのか。私はそちらの方を注目していきたいと思う。
ーサクラノー